専門士(2年/3年)について

「専門士」は、平成7年、生涯学習の成果を評価するために創設された制度で、共通の基準をもとに文部科学大臣が認定した専門学校の卒業者に付与されます。
「専門士」は、専門学校の8分野(工業、農業、医療、衛生、教育、社会福祉、商業実務、服飾・家政、文化・教養)のすべての分野で取得できます。称号付与書には修了した課程や学科名が記載されますので、学習した技術、技能、教養の内容を第三者に提示することができます。

高度服飾専門士(4年)について

「高度専門士」は、専修学校修了者に対する社会的評価の向上と生涯学習の振興を目的として定めたものです。
4年制の専修学校における教育内容が高度になっていることを受け、従来の専門士との違いを明確にするため高度専門士の称号が規定されました。高度服飾専門士とは、服飾分野における高度専門士のことを指します。

高度専門士を授与できる専修学校の要件

• 修業年限が4年以上であること。
• 課程の修了に必要な総授業時間が3400単位時間以上であること。
• 体系的に教育課程が編成されていること。
• 試験等により成績評価を行い、その評価に基づいて課程修了の認定を行っていること。

高度専門士の将来性、大学院進学への道

公務員に採用された場合、4年制大学卒業者と同じ給与が支払われます。民間企業では、各企業の判断に任せられます。したがって、高度専門士は学校教育法の「大学を卒業した者と同等以上の学力があると認められた者」に該当し、4年制大学卒業と同等とみなされ、学士の学位とほぼ同等の称号となります。